米作りでメタンガス?
3年ぶりの規制のない中、紅葉の季節も終わりかけだんだん冬が近づいてきましたね。
観光地や飲食店も賑わいを取り戻してきました。
おかげ様で造り酒屋もだいぶ忙しくなってきました。ありがたいことです。
酒造りも始まりもうすぐ無事に今年度最初の酒が出来そうです。
先日、エジプトでCOP27が開催されてましたね。
地球温暖化により、災害に見舞われた途上国への支援策が議論されています。
近年、地球温暖化の影響により、豪雨、熱波干ばつ等異常気象が多くなっています。
国連の報告書によると気温が上昇するほど異常気象が増加傾向にあると言われてます。
ロイター通信によると海面上昇がひどいオーストラリア近くの南太平洋地域のソロモン諸島では海岸沿いの侵食が深刻化しています。
地球温暖化の原因と云われている二酸化炭素ですが、メタンガスは二酸化炭素の28倍の温室効果があるとされてます。
ニュージーランドでは、牛や羊の出すゲップから出るメタンガスが温室効果ガスをもたらしているとして、ゲップ税を課すという法案を提出しました。
日本の主食である米作りでもメタンガスが出ている云われています。え!植物なのに?
要は、水を田んぼに貯水する水田稲作は、土壌に水を貯めることで、微生物の発酵によりメタンガスを生成してしまいます。
ただ夏場に一定期間田んぼの水を抜く中干し期間を1、2週間延ばすだけで、メタンガスの量を減らせるそう。
皮肉なことに、微生物の発酵とは、エネルギーや発酵食品、アルコール飲料を製造もできますが、同時に二酸化炭素も製造してしまうのです。
だからといって、牛や羊を食べなくすることも不可能でしょうし、米を食べるなも無理でしょう。
人間も酸素を吸って、二酸化炭素を排出する罪深い生物なのです。
私達にできることは、節電や石油や石炭をなるべく使用せず、徒歩や自転車を利用する等身近なことから始める必要があるでしょう。
そうすれば、温室効果ガスの排出が削減された上に健康増進に繋がりますね。