toujinomichiの日記

酒造りの四方山話

酒呑みのための健康学

新型コロナ感染者まだまだ高止まりしたままですね。

海外の多くの国では、陽性反応でも隔離期間も短くなり、濃厚接触者では、隔離期間のない国もある中で未だに日本では、全数把握をしようとし、医療機関が逼迫してます。

もうここらで方針転換して欲しいものです。

ついこの間、仕事帰りにスーパーに寄ると暑い日なのに店の中のクーラーでさえ、寒く感じました。

これはおかしいと、体温を計ると何と37.6度もありました。

約10年ぶりの発熱です。慌てて検査できる所を探しましたが、もう夜の7時過ぎ、明日の朝まで検査できる所がありません。

仕方がないので、家族とは別の部屋で過ごしつつ、酒でも呑んで寝ようとしたら、家族からストップがかかり、あえなく断念。

2年ぶりの禁酒となりました。

そして朝になり、電話をしてから病院で喉や脈拍、心拍音等軽く診察されてからの抗原検査となりました。

ドキドキしながら8分後、検査の結果、陰性診断となり、看護師さんにおめでとうと云われ、安心しました。

もしも陽性反応がでたら、宿泊施設に隔離されかねません。

宿泊施設は、禁酒だと書いてあります。

酔いどれ杜氏としては、入るわけには参りません。

と言うことで今回は、酒と健康について調べてみました。

まずは胃潰瘍ですが、アルコールはすべての消化器官に影響があるといわれてます。

私からすれば、胃潰瘍の原因は、ストレス。

緊張の連続は肉体や精神を疲労させます。

酒はその張り詰めた中枢神経を抑制し鎮める効果があり、日本酒はむしろストレスの解消薬とも言えますよね。

次に酒と糖尿病、よく言われるのが、糖尿には糖分の少ないウイスキーが良くて、日本酒が悪いと言う俗説。

これは、糖類制限だけを考えていた一昔前の治療法。

総カロリーから考える現代では、むしろ飲む量の問題です。

普通の人のアルコールを分解できる処理能力は、日本酒では1時間に0.3合(54ml)が平均ですが、肝臓の処理能力は体重に比例しますので、お気を付けてください。

肝臓は決して酒を拒否しませんが、酒と一緒に脂の少ないたんぱく質とビタミン類を食べると急性肝炎や肝硬変対策になり、食生活の改善にもなります。

その点では日本酒は、食欲増進につながり十二指腸の働きも活発化させる。

酒を飲むと太ると言うのも俗説。

酒を飲んだ上で食事を普通に摂れば、太るのは当たり前。

それは酒で太ったのではなく、その後に食べ過ぎただけ。

酒で血圧は、上がりません。

主食を減らし、塩分の少ない肴でゆっくり飲むと血圧は下がります。

血圧は何よりも塩分が大敵。

要は、飲み過ぎずほどほどに!