国葬の是非
酒造りは、人の和が何よりも大切という一方で工程の多さ、作業の複雑さに加えて、酒造りは、非常に微妙で繊細なものです。
杜氏や蔵人が、もし少しでも手を抜いたり工程の1つをうっかり忘れたりすると、思った通りの酒になりません。
まして警察なら、尚さら手を抜くべきでなかったことです。
首相経験者を国葬の形で弔うのは、1967年の吉田茂元首相以来、戦後2例目らしい。
岸田首相は、記者会見で国葬とすることで、民主主義を断固として守り抜く決意を示していくと述べました。
葬儀費用は、16億円以上かかるらしい。
全額国の負担だという。
まあ、内外の要人警護を考えたら致し方ないことでしょう。
何せ奈良県警が、警護費をケチった上に背後を見逃したことで起きたテロリスト事件ですからね。
安倍元首相は、アベノミクスとして数多くの実績を残しました。
若者の就職内定率の底上げ、正社員の有効求人倍率の45年ぶりの高水準、家計の可処分所得の上昇、訪日外国人の消費額が過去最高水準など、経済優先で大企業を中心に所得は上がりましたが、まだまだ内部留保が多すぎて清酒業界には恩恵がありません。
もう一方で、負の部分も多々ありましたね。
森友学園や加計学園問題やさくらを見る会等説明不足でしたが、自民党の数の力を背景に曖昧な態度で乗り越えて来ましたね。
アベノマスクも高価な上、キチンと国民に行き渡らず、倉庫に山積みされる等数々の汚点も残しました。
そして最後に統一教会との関連もうやむやのうちに幕引きされました。
私個人は、国葬に関して賛成でも反対でもありませんが、安倍氏の国家への功績を考慮して国葬と決まった以上、遺族のためにも静かに見送りたいものです。