toujinomichiの日記

酒造りの四方山話

酒は百薬の長

さて、東京オリンピックも終わりましたが、日本のアスリートたちの活躍には、ビックリしました。まさかこんなにもメダルをとるとは、アスリートの皆様に多くの人が元気を貰ったことでしょう!

本当にコロナ禍での前例のない無観客でのオリンピック開催となり、政府をはじめ関係者の多大な努力お疲れ様でした。と言いたい所ですが、毎日凄い勢いで増え続ける感染者、もう抑えることは出来ないのでしょうか?

新型コロナの変異株の感染力は、今までの2倍以上ありそうですね。

日本でも、やっとこさ1回目のワクチン接種が、人口の半分程が終了し、2回目も3割程の方が、ワクチン接種したにもかかわらず、増加傾向にあります。2回終了した方でも感染してる人がいるようですし、海外では、3回目のワクチン接種をはじめてるようです。

私自身も、今月末にはワクチン接種2回終了する予定です。

国産ワクチン開発も、年内中には供給される見込みみたいですから、もしかしたら3回目は、副反応のないかも知れない国産ワクチンが間に合うことに期待しましょう。

さて今回のテーマ「酒は百薬の長」とは、古代中国の王莽(おうもう)という人が、塩は食の味付けの王様、酒は全ての薬の王者で、鉄は農業の基本的道具として、国政を改革した人でもあります。

酒は百薬の長という言葉は、飲兵衛には都合の良い言葉ですが、もちろん適量ならばということであり、お酒は飲み方次第で、毒にも薬にもなります。

昔から毒薬とされてきた植物や土壌の微生物から有効な医薬品が開発されてきました。

人類は昔から、毒を利用して薬を開発してきたのです。

知らずに食べれば死ぬことがある毒も少量を上手く使用すれば、薬となるのですから、初めて使用した人は、まさに命がけだったでしょう。毒と薬は紙一重なのです。

そして醗酵と腐敗も微生物の働きによる有機物の分解という点では、同じ物で微生物にしたら、人間にとって有害なら腐敗、無害なら醗酵とかどうでもいいのです。

そして色々な食材や森の中の葉っぱや木などが腐敗することは、地球全体や農業生産する上で、欠かせない分解なのです。

いくら少量でも毒は毒といって利用しなかったら、薬は出来なかったでしょう。

アルコールにしても、適量ならば薬になるのです。(笑)