toujinomichiの日記

酒造りの四方山話

医療後進国日本?

さて、多くの日本人の方が疑問に感じてると思いますが、医療先進国だと思っていた日本で何故国産ワクチンが開発できないのか?

確か去年の夏頃、大坂の府知事が大坂大学とアンジェスの共同で、年内中には治験を始めると会見していたような記憶がありますが、皆様はどう感じていますか?

通常のワクチン開発には、数年から数十年かかるワクチンもありますが、約1年余りでワクチンの実用化を果たしました。

エイズマラリアのワクチンもまだ無いのに凄いことですね!

日本国内でも、5社が開発中らしいですが、年内には無理だろうと言われています。

かつて人類は、天然痘コレラ、ペスト、赤痢結核スペイン風邪、最近ではサーズやマーズ、新型インフルエンザ等数々のウイルスと戦ってきました。

しかし日本では、一難去ると開発の予算はカットされてきました。

10年前の原発事故でも、何年も前から地震の専門家から、津波対策をするように提言され東京電力内でも最大15メートル級の津波を予想していたのにもかかわらず、膨大な堤防費用のために見送られました。

かつてヨーロッパでは、イタリア人冒険家マルコポーロにより、岩手県中尊寺金色堂のことが、中国に伝わるまでに話が大きくなり黄金の国ジパングと紹介されました。

マルコポーロの東方見聞録(1270年〜1300年)によるとお酒に関する記述があるらしく、調べてみました。

イタリアのベニスを出発したマルコポーロはまず葡萄酒に出合い、今の中国の900年~1100年の北宋時代には、麹を加えた製法もみられ、香料や小麦を加えた製法もありました。

清酒のように酒母から造り蒸米を何回にもわけて少しずつ仕込、上槽後滓引きして殺菌する酒造法を書き残しています。

火入れと言えば、1866年にパスツールが発見したと云われていますが、日本ではそれより300年前の1500年頃には火入れをしていた文献があります。

中国ではマルコポーロの東方見聞録によると1100年前後には火入れをしていたようである。

あたかも酒造り先進国だと勘違いしてましたが、実は後進国だったのです。

できるだけ早くワクチン接種が進みますように願います。