toujinomichiの日記

酒造りの四方山話

清酒と健康

清酒だけでなく、適度の飲酒であれば胃液の分泌を促して食欲を増進し、さらに善玉コレステロールを増殖して心筋梗塞などを予防してくれる他にも最近の研究では、老化や痴呆予防にも効果があるらしいです。

それだけでなく、ガンの抑制に効果があるとも言われています。

清酒にはアルコールの他に、糖分、アミノ酸有機酸、ビタミン等様々な成分が含まれています。このようなことから適度に飲酒をされるかたの方が、ガン発生率を低減させている研究結果が発表されています。

これは清酒の様々な微量成分と関係があるのではないかと言われています。同様の実験でウイスキーやブランデーでも試しましたがガンの増殖を抑えることはできないと言われています。

清酒に含まれるアミノ酸や糖類といった低分子量の成分にガン細胞の抑制や壊死を示す効果があるそうです。

国立がん研究所の発表によると、毎日飲酒するひとは発がんリスクが低いと言われておりますが、のんべえにとっては何ともうれしい研究結果でしょう。

以上のことから清酒は、心筋梗塞や肝硬変、肝がん、消化器系がんなどを予防する効果があるということです。しかも、おかずとともに飲む習慣は健康的らしいです。ですから適度な飲酒でしたら、ストレスを解消し心の緊張をほぐし、明日の仕事に活力を与えてくれること間違いなし、まさに酒は百薬の長と言えるでしょう。

清酒の成分は、ビタミンB¹、ビタミンB²のビタミン類、多くのミネラル、ペプチド結合した多くのアミノ酸等があります。このアミノ酸が体内で健康や老化防止に役立っているのです。

このことからも清酒をつくる際に使用する麹の持つ力により、たんぱく質を分解し、ペプチド結合してアミノ酸を生成するのですから、麹菌とはいかに重要な成分だということが分かります。ただし、清酒でも適量以上飲酒されると肝機能障害の発生危険度は高くなりますので、ご注意ください。

参考:日本酒造組合中央会