toujinomichiの日記

酒造りの四方山話

金魚酒?

さてレジ袋有料化により、海のプラスチックゴミ問題について、最近考えさせられました。
島国である日本の沿岸部には、様々な海洋ゴミが、漂流されてきます。特に日本海側や沖縄の沿岸部には、中国語やハングル文字のプラスチックゴミが、
漂流してます。
反日だけでなく、いい加減にして欲しいものです。
しかし、日本からも、多くのプラスチックゴミが、太平洋を渡り、他国に流れている現実もあります。
とりわけ、東日本大震災後には、故意ではないが、多くの沿岸部のプラスチックゴミが、太平洋に漂流しました。
しかも、原発事故により、放射能までも海に流出させてしまったのですから、隣の国に文句は言えません。
プラスチックゴミは、大きな形のままなら、回収することも可能ですが、細かいマイクロプラスチックとして流れたものは、海を汚染するだけでなく、海の生物や人間にも影響を与えます。
マイクロプラスチックは、生物の体内に取り込まれると、分解消化できないため、体内に蓄積され、私たち人間の体内にもマイクロプラスチックゴミが入り込む可能性があるのです。
こうしてレジ袋有料化の流れとなりましたが、そもそもレジ袋の割合は、プラスチックゴミのわずか0.3%程ですので、本当にプラスチックゴミを無くしたいならば、プラスチックゴミの13%も占めるペットボトルへの対策が、環境問題には絶対に必要でしょう。
最近のネットニュースで見つけたのですが、水を買わないムーブメントが、世界各国で増えているそうです。
今や、ニューヨークやロスアンジェルスで水道水を〇円で提供する施設やお店があるのです。
水のグーグルマップアプリで検索すると、近くの給水スポットを探しだし、手持ちのペットボトルや水筒で水を無料でもらえば、お金の節約にもなりペットボトルの削減にもつながり、一石二鳥になります。
日本酒の世界では、明治時代後半になると、酒販店にて、桶や樽から、量り売りで徳利に移し替えて買っていたものが、明治34年になると、一升瓶が登場しました。
この瓶の普及により、酒販店や問屋による酒の水増しで、金魚が泳げるほど薄い金魚酒が無くなったのです。
余談ですが、このころ売掛で酒を買っていた酒豪がいっぱいいたのですが、酒の代金を払えず、家や土地を造り酒屋や酒販店に手放した酒豪が多くいたことで、昔ながらの造り酒屋や酒販店は、土地持ちが多かったと聞いたことがあります。
えげつないですねー➰!