toujinomichiの日記

酒造りの四方山話

2019-06-09から1日間の記事一覧

酒蔵の米洗い

精米した酒造好適米を2週間ほど枯らしてから洗米していくわけですが、昔は半切り桶に冷たい水を張り足で踏んだり、手で手洗いをしたりと過酷な環境だったことはご存知のかたも多いと思います。 半切りで手で洗う場合は、10Kgごとにざるに入れて冷たい水(5℃…

酒造好適米

日本で栽培されているお米は主にジャポニカ米と呼ばれるもので、インディカ米はパサパサしてますが、日本の米はもちもちしてるのが特徴です。 お米の種類は何百種類とあるが、稲には早く成熟するものと遅く成熟するものがあります。 出穂の早い稲が早稲種、…

酒造用水

酒造りにおいて水は大切な原料であり、作業のためにも必要であり、水の良い所に造り酒屋は建てられてきたと言っても過言ではない。古くから銘酒は良い水から生まれると言われる所以である。 清酒の成分のうち80%以上は水が占めている、また清酒の原料となる…

杜氏の蔵入り

秋になり米の収穫も終る頃、杜氏は蔵人を連れて蔵元に入蔵する。 だいたいが、蔵人は当時の出身地を中心に親戚縁者などを使用してきたこともあり、酒造りの集団は同じ区域内で形成され、その地域の名称で呼ばれて、丹波杜氏、越後杜氏、南部杜氏、但馬杜氏等…